商品説明 名称 自家焙煎カカオのブランデーケーキ 原材料名 卵、ブランデー、上白糖、小麦粉、マーガリン、(大豆含む)、バター、転化糖、アーモンドプードル、カカオ、ココアパウダー、はちみつ、塩/ベーキングパウダー 内容量 1本 賞味期限 発送日より21日以上(商品ラベルに記載) 保存方法 直射日光、高温多湿を避け保存して下さい。
また開封後はお早めにお召し上がりください。
その他 こちらの商品は洋酒を使用しております。
お子様、お酒の弱い方や運転前の方はご遠慮下さい。
販売者 金澤屋珈琲店(キャラバンサライ株式会社) 石川県金沢市保古3-47 TEL:076-269-1900コーヒー専門店の焙煎技術を活かし、長年の試行錯誤を経てカカオ豆の焙煎からチョコレート作りまで、 すべての過程を行っています。
そのフレッシュなカカオの風味が詰まったケーキにはブランデーをたっぷりしみこませたカカオニブを細かく砕き 練り込みました。
仕上げにカカオブランデー液を贅沢に染み込ませ、熟成させて完成です。
当社では定期的にコーヒーの産地を視察に訪れますが、以前よりコーヒー畑の片隅や産地までの道中にカカオの木を見かけ、カカオとコーヒーの産地が同じ地域で収穫されることに興味を持っていました。
実際に中南米やインドネシアの山の高いところでコーヒー、低地でカカオが収穫されます。
またカカオもコーヒーと同じように焙煎することで味を作ることが出来ます。
コーヒーはフィルターで濾して飲料として飲みますが、カカオは微粉砕したカカオに砂糖を入れドリンクとして飲みます。
中米やコロンビアの市場では微粉砕することでカカオオイルが固まり板チョコのような状態となった物をそのままブロックで販売しています。
家庭では沸かしたミルクに削って入れ、良く泡立て飲みますが日本のココアやチョコレートドリンクとは少し違う飲み物ですが美味しくて栄養たっぷりの健康ドリンク。
これを「ショコラテ」と言います。
コーヒーとカカオは歴史的にも同じような経緯があり人々が飲み始めたころは薬用であったり儀式に使用されたりと似通ったところが非常に多く興味を持っていました。
あるときチョコレートも自社で作れないものかと思い立ち、カカオの原料を手に入れ、何もわからずとりあえずコーヒーの焙煎機に入れ焙煎してみました。
どのくらい煎れば良いのかもわからず、とにかく焼いたところコーヒーのようにある程度の温度まで焼くとハゼてきました。
頃合いを見て焙煎機より出し、さましてひと粒口に入れたところ驚きました!なんとチョコレートの味がするのです。
さらに今まで体験したことのないような香りと味がし、グレープやオレンジのような酸味とナッツや香辛料のような何ともいえない爽やかな味にそそられて、何粒も口に入れました。
よし!何とか自家製のチョコレートを作ろうと考え、カカオの入手先を探したり製造方法を知るために書店に行ってチョコレートの本を探し色々読んで行くうちに、日本で作ることの難しさと不安が高まりました。
当店では洋菓子製菓部門もあるのですがパテシエに相談しても、チョコレートの細工は分かるが原料の詳しい事は何も知りませんでした。
そして国内ではほとんど小規模店で作ることは無いようです。
出来上がったチョコレートの板(=クーベルチュールというらしい)で仕入れていて、アイテムも色々あってそこまでして作る必要がないからなのですね。
それを知って、また私の悪い虫に火が付き、誰もやっていないならやれば面白いと何とか原料を手に入れ作る方法を探しはじめました。
ことあるごとに色々な方に相談したり話を聞かせてもらったりしましたが一向に進みません・・・一方で焙煎したあともチョコレートにするためには色々な行程をへてようやく私たちのよく知っている原料のチョコレートになることもわかりました。
コーヒーと違った処理や調整する必要があり保存にも温度管理が難しく、知れば知るほどに難しい・・・。
日本で作っていないということは道具からしてないということ、原料を少量で輸入することが出来ないこと、製造技術やマニュアルが無いこと。
大手チョコレートメーカーでは大量に製造するので大型の機械も特別なもので原料もコンテナで直接買い付けるなどしているようで、とても私たちに分けてもらう余地などはありまん・・・全く八方ふさがりです。
そんな状態でも何とか切り口を見つけようとしていましたが、だんだんと意気込みも薄れ忘れかけて6〜7年程が経ったあるとき、久しぶりに訪ねてきた元コーヒー商社マンと話をしていて私の所でもカカオを直接輸入し販売したいので輸入の手配をお願い出来ないかと頼み込んでみました。
が、カカオはコーヒーと違い雑菌や害虫に侵され港で陸揚げされないリスクが大きいので誰も少量では輸入を手がけたくないというのです。
でも、もしかしたら出来るところがあるかもしれないというので、紹介していただくことにしました。
そして紹介していただいた方は何とかつて大手チョコレートメーカーでチョコレートの企画、開発に携わり、現在はフリーのカカオコンサルティングとしてカカオ豆の開発を通じ、生産と消費国のパイプ役として活躍されている専門家でした。
この方の口利きで品質の良いカカオの原料も手に入れる事が出来るようになりました。
早速製品作り!この勉強会で分かったことは、実はミルですりおろしたものをさらに24時間、練りに練って香り豊かな風味を熟成させる「精錬」が必要ということでした。
ただ日本には精錬する道具がなく、相談したところインドでは香辛料になどに使用するので小型の精錬機があるようです、と教えていただいたメーカのホームページを検索し、手頃な精錬機を早速注文しました。
3週間程して届き、早速練ってみたところ何ともいい感じのチョコレートが出来ました。
これならパテシエも作れるというので早速制作にとりかかりました。
こちらの商品はおひとり様用カットタイプもご用意いたしております。
楽天で購入864円(税込み)